【重要】20万円が分岐点!お得な配送方法

【結論】

本州・九州あての配送
・20万円未満・・・郵便が安い
・20万円以上・・・UPSが安い

北海道・四国・沖縄あての配送
・すべての商品代金・・・郵便が安い


結論だけ知りたい場合は、これで十分です。

 

以下はなぜこうなるのかについての説明です。

商品代金+保険料+配送料金の合計が、20万円以内で収まるか超えるかが大きなポイントです。

個人輸入・商業輸入の区別なく、海外から届く商品はすべて税関を通ります。免税金額を超えた場合、関税とそれに伴う手数料が発生します。

あまり知られていないのですが、20万円という金額を境界にして、郵便の通関手数料は大きく変わります。20万円未満であれば200円ですみますが、20万円以上となると6,600円になります。
国際郵便物に係る通関業務の有料化(日本郵便)

 ・20万円以内 郵便 通関手数料 200円 UPS 0円
 ・20万円以上 郵便 通関手数料 6,600円 UPS 0円

 

そこで、配送料金+通関手数料で比較しました。

具体的には以下の通りです。オーストリア郵便をPostと略記します。また、1ユーロ=160円で計算します。

まずは、Post料金です。

ご覧のように、配送料金そのものは安いのですが、20万円以上となったときの通関手数料6,600円追加が非常に大きく影響します。

 

次に、UPSの料金と比較します。
「UPS料金-Post料金で差額を求めました。つまり、差額が+になればPostが安く-になればUPSが安いという意味です。


UPSは本州・九州が同一料金ですが、北海道・四国・沖縄は遠隔地扱いとなり追加料金が発生しますので、2つの地域を分けて計算しております。

 

本州・九州の場合、商品代金が20万円未満の時Postが安く、20万円以上の時UPSが安くなります。

例えば、重量区分6.0の商品を日本に送った場合、UPSならば9,579円です。一方、オーストリア郵便だと20万円未満ならば7,237円ですみ2,342円割安になります。しかし、20万円以上になると13,637円になってしまい4,058円支払いが高くなるということです。

 

北海道・四国・沖縄の場合、商品代金にかかわらず、すべての商品代金においてPostが安くなります。

同様に、重量区分6.0の商品で比較します。UPSだと14,622円ですが、郵便ならば20万円未満で7,237円、20万円以上で13,637円となり、それぞれ7,386円、986円郵便が安くなるということです。

 

配送日数はUPSの方が早く到着しますので、単純に費用だけで比較するのは適切ではありません。コロナ禍のときのように、フライトが減便されたときに郵便は到着までに一ヶ月以上かかった例があるのに対し、自社便を使う国際宅配便はほぼ通常通りの配送日数だったなどそのよい事例です。

ただ、基本となる料金比較ははっきりと明示することがお役に立つと思いますので、まとめてみました。比較記事はほかにもありますので、よろしければご覧になってお決めいただければと思います。

 

※本来、単一の配送方法のみを表示すれば紛らわしくならないのですが、下記のような事情から選択できるようになっています。

1.本州・九州と遠隔地料金が適用される北海道・四国・沖縄では事情が異なる。
2.為替変動が大きいため20万円前後の商品は境界線を簡単に移動する。
3.「早く配達して欲しい人」「安く配達して欲しい人」のニーズが異なる。

 

※DHLは配送品質がUPSとほぼ同程度であるにもかかわらず、立替納税手数料1,980円が常に請求されますので、当ストアでは使用しておりません。

 

※UPS、オーストリア郵便ともに料金が改訂となったときには、これらの金額も変動いたします。また、為替変動でも常時変動しております。商品ページでカートに入れていただいた数字が最新の金額となります。