アウトレットの特徴
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ウィーン郊外Parndorfに、大規模なアウトレットモールがあります。
このアウトレットモールでの買い付けを始めました。
買い付け時の領収書のコピーをお送りすることはできます。お申し付けください。
アウトレットの特徴は、なんといっても「安い」ことです。
しかし、検品が重要です。
それ以外にもいろいろあります。ブランド直営店、正規販売店、アウトレットの特徴は以下の通りです。
まずは結論です。
★ 総合評価(購入者視点)
| タイプ | 向いている購入者像 | 満足ポイント | 注意点 |
|---|---|---|---|
| ①直営店 | ブランド体験・限定コレクション重視 | 信頼性・満足度 | 定価(割引なし) |
| ②正規販売店 | 安心して購入したいが、少し柔軟な価格を求める人 | 少し割安 | モデル・サイズ・色が限られる |
| ③アウトレット店 | 価格重視・普段使いの高級品を探す人 | 本物をお得に入手 | 商品の鮮度・品質差・在庫変動 |
★贈り物(ギフト)として購入する場合
| 観点 | ①ブランド直営店 | ②正規販売店 | ③ブランドアウトレット店 |
|---|---|---|---|
| 信頼性・ブランドイメージ | ★★★★★ 最も格式が高く、贈答に最適 |
★★★★☆ 正規品で安心 |
★★☆☆☆ 値引き品という印象を持たれる可能性あり |
| 包装・ラッピング | ★★★★★ ブランド標準のギフト包装 |
★★★★☆ その店の包装紙やショッパーをもらえるかどうかは、場合による |
★★☆☆☆ 通常はショッパーのみ。デザインや紙質も直営店とは異なる。ギフト向けではない |
| 商品状態・ライン | ★★★★★ 最新・完璧な状態 |
★★★★☆ 正規ルートの新品で問題なし |
★★☆☆☆ 旧シーズン・箱や付属品に難ありの場合も |
| 贈る相手への印象 | 「特別な贈り物」「信頼できる品」として高評価 | 品質・正規性ともに安心できる贈り物 | 「アウトレット品」と知られると印象が下がる可能性 |
| 価格 | 高いが安心感と印象価値が最大 | 1と3の中間 | 非常に安いが、相手次第では贈り物には不向きなことも |
◎アウトレット まとめ
・安さという点では、アウトレットが一番です。通常、直営店→正規販売店→アウトレットの順で安くなります。
・ブランド価値維持のために、正規販売店は販売価格の下限を契約上定められています。
・アウトレットで販売される商品は、原則として、直営店での販売期間が過ぎた商品です。店頭に陳列されていたもの、店奥の収納庫に保管されていたものなど、個々の商品ごとに商品状態に差があります。そのため、買い付け時の検品がきわめて重要です。
・アウトレットでは、「難あり・訳あり」として安く販売される商品はよくあります。当方ではそれを買い付け前にお知らせしております。
・地元客だけでなく、近隣諸国からも毎日たくさんの方がアウトレットに来ます。みなさん、何かしかを購入して帰ろうとあらかじめ決めている方が大多数です。そのため、商品の動きは驚くほど早いです。
★その他
① ブランド直営店(Flagship Store / Boutique)
特徴
ブランド本社が直接運営。販売員や店舗デザイン、価格設定、顧客管理まで一貫してブランドが管理。
メリット
・商品ラインナップが最新・完全(限定品や新作が入荷しやすい)
・品質保証が確実で、アフターサービス(修理・返品など)も最も手厚い
・ブランドイメージが統一されており、高級感・信頼性が高い
デメリット
・価格が定価(定価販売が原則で、値引きはなし)
・在庫が限られ、人気商品は早期完売しやすい
・販売チャネルが厳格なため、柔軟な交渉や取引は難しい
② 正規販売店(Authorized Retailer / Official Partner)
特徴
ブランドと正式な販売契約を結び、正規ルートで仕入れを行う小売業者。百貨店内ショップや専門セレクトショップも含まれる。
メリット
・正規品保証があり、ブランドのサポート(修理対応など)が受けられる
・一部セレクトによる独自の品ぞろえや、地域性を活かした販売が可能
・直営店よりやや柔軟な価格設定・販促ができる場合もある
デメリット
・取り扱いブランドや商品数に制限があり、全コレクションは扱えない
・店舗ごとの接客品質やブランド表現に差が出ることがある
・価格は直営店とほぼ同等か、わずかに高いこともある(輸送・代理店マージンなど)
③ ブランドアウトレット店(Outlet Store)
特徴
ブランド自身またはライセンスを受けた企業が運営し、過去シーズン品・在庫過多品・サンプル品などを値下げ販売する店舗。
メリット
・定価より大幅な割引で購入可能
・正規ブランドの管理下で販売されるため、偽物リスクがない
・稀に現行品や人気モデルが在庫処分として並ぶこともある
デメリット
・シーズン落ち、旧型、またはアウトレット専用製造品
・ブランドにより、修理・交換サービスが限定的なことがある
・最新モデルや希少品は基本的に入らない